ちらし広告;家電量販店
ちらし広告でも毎週末のように折り込まれるものに、家電量販店のちらし広告があります。
オリンピックやサッカーのワールドカップ前に液晶テレビ需要が伸びるため、テレビの新製品が大量に広告されています。さらにアナログ波が来年7月には停波の予定なので、今年はデジタルテレビの需要がさらに伸びることが予想されています。
そんな家電量販店のちらし広告ですが、エコポイントや店舗独自のポイント還元、現金値引きがいり混じっていて『実際の価格はいくらなの?』という商品も少なくありません。なんとなく値引きが凄そうだからお店に行って商品を見てみようという方がほとんどではないでしょうか。
実際、お店の人に『いくらなの?』と訊いてみるまでは、ほしい商品の値段がわからないってことも多々あります。最近はちらし広告では見なくなりましたが、『1円パソコン』なんてその最たるものでした。店頭で支払う金額が1円でも、その際にプロバイダ契約して2年間契約で縛られると結局、高価なパソコン並にお金を支払うことになってしまうという事態も・・・。
家電量販店のちらし広告は結局のところ、いかにお客さんを『半額!』、『大幅値引き!』、『セール限定!』といった誇大表現で煽るかということがポイントでした。
しかし、これからの家電量販店のチラシ印刷は変わってくると考えられます。あまりにも行き過ぎた表現、顧客をいたずらに煽る表現は自主規制を含め、公的機関からの規制もかかってくるはずです。
ちらし広告;学習塾の集客ちらし
春休みや夏休みの前に学習塾が春期講習、夏期講習、無料体験教室などのちらし広告を打ちます。
新聞に折り込むだけでなく、学校近くでの手配りちらし、駅前での手配りちらし、新興住宅地へのポスティングなど、ちらし広告は欠かせないアイテムです。
子供の教育にかける費用は比較的景気に左右されないと云いますが、少子化で子供の少なくなった現代ではライバルとの熾烈な競争が繰り広げられています。特に学習塾の場合、選択基準は料金(価格)が一番ではありません。あくまでも子供の成績が上がるかどうかが問題です。
[訴求ポイント]
学習塾のちらし広告で、他社の料金と比較して”安い”というのを前面に出しているちらしをたまに見ますが、間違ってると思いますね。一番気になるポイントは価格ではなく、その学習塾の実績や受けられるサービス内容です。
[信ぴょう性]
信頼できるかどうかもポイントです。『必ず成績が上がる!』とか、『志望校合格!』と云われても、信ぴょう性がなければ逆効果です。
[顧客は誰か?]
学習塾の顧客は誰でしょうか。塾に通う子供たちも確かに、サービスを享受するという意味では顧客ですが、毎月の月謝を負担するのはその親御さんです。お金を出す親御さん視点でちらし広告をデザインする必要がありますよね。実際に子供が受ける授業を親御さんが見れる、体験できるという学習塾は信頼感という点でポイントが高くなります。
ちらし広告での訴求ポイントはズバリ『信頼感』と『信ぴょう性』です。
閑話休題~いいちらし広告って?
”いい”ちらし広告ってどんなちらしでしょうか?
広告の目的は(異論はあるかもしれませんが)、売ることです。商品を知ってもらって、お店に来てもらって、商品(サービス)を購入してもらうことが目的です。ちらし広告もその目的は同じです。
つまり、『売れるちらし広告=いいちらし広告』となります。
・・・でも、本当にそうなっていますか。ちらし広告で集客しようと思うけど、お客さんが集まらない。モノが売れない。そんな悩みを抱えている方が少なくありません。広告代理店に頼んで、プロのカメラマン、プロのデザイナーにお願いしているのに反応が無い。結構ある話です。
広告代理店の営業マンに細かく修正をお願いして、自分の気に入るちらし広告が出来上がりました。これならきっと反応があるに違いないと思って、新聞折込にポスティング、手配りもしてみたけどいつもと反応が変わらない。よくある話です。
ちらし広告を依頼する広告主、ちらし広告を制作する広告代理店双方に『顧客視点』が欠如している証拠です。
[顧客視点のちらし広告]
ちらし広告を手に取る消費者は、ちらしを手に取って『いい写真だ』とか、『このコピーはいいね』、『このフォントはグッと来るぜ!』なんて考えることはありません。心に響くちらし広告が、手描きのA4ちらし広告ってことも少なくありませんし、写真のピントが合ってないってこともあります。
つまりどれだけ体裁を整えようと、メッセージがなければ消費者の心には何も残らないということです。
ちらし広告;新車ディーラーのちらし
今回は新車販売のディーラーのちらし広告について。
前回のマンション販売と同様に、新車販売ディーラーも週末に試乗会や新車発売に合わせてちらし広告を打ちます。マンションや新車、それに増改築リフォームなどの高価商品の場合、ちらし広告だけで売り込もうとしてはいけません。ちらし広告を見ただけで、お店にやってきて購入を決めるというケースは稀です。ほとんどないと言ってもいいでしょう。
[目的]
新車販売ディーラーのちらし広告の目的は週末の試乗会来場促進、メーカーから新発売された新車のスペック情報掲載を主目的としましょう。いつか新車を買うときに足を運んでもらえるように、日頃から気軽に寄ってもらえる販売店かどうかがポイントなのです。
試乗会や週末イベントを実施する目的はクルマを買ってもらうことが最終目的としてあったとしても、それを前面に押し出すのは逆効果です。
お客さんが実際に新車を買う場合、メーカーのホームページもチェックしますし、販売店のホームページも見ます。試乗できる販売店かどうか、クチコミサイトの評判はどうか、割引はあるのか、オプション特典は?ちらし広告だけで購入する販売店を決めることはありません。
だからこそ、ちらし広告の目的を『来場誘引』に絞るというのも一つの方法です。とにかく試乗してもらう、詳しい説明を聞いていただくことに目的を絞るのです。新車は安い買い物ではありません。お客さんは絶対に失敗したくないのです。その心理を理解した上でチラシ印刷をする必要があります。
ちらし広告;マンション見学会
ちらし広告の反応率アップのためのポイントについて考えてみましょう。
ケーススタディとして新築マンションの見学会告知チラシについて。上質の紙にマンションの外観、間取りなどをデザインしたちらし広告ですが、週末の見学会を告知するちらし広告の場合、目的はなんでしょうか?
[目的]
マンション見学会の告知ちらしの場合、作成目的はマンションを売ることでしょうか。もちろん、マンションデベロッパーの事業はマンションを売ることですから、間違ってはいません。しかし、ちらし広告でマンションを売ろうと思ってはいけません。
このちらし広告の目的は、見学会に来てもらうことが目的です。現場に足を運んでもらうことが目的ですから、訴求ポイントはマンションの価格や売り込みではありません。ここがポイント。
そのマンションは就学児童を持つ20~40代の核家族向けなのか、シニア向けなのかによってもターゲットは違ってきますが、見学会に来て欲しいターゲットを明確にしておくこと。
それから、マンション見学会が即売り込みにつながらないことをメッセージとして盛り込むこともポイントでしょう。あくまでも詳しい情報、資料を手に入れてもらうためのチャンスだと認識してもらうことが大切です。
来場特典を用意して来場誘引することはもちろん必要ですが、プレゼントの対価として何かを求めるような雰囲気を醸しだしてはいけません。顧客には敏感にそういった雰囲気は伝わってしまいます。
ちらし広告の反応
ちらし広告の反応率はちらしの内容によって大きく違います。
例えば、スーパーマーケットのちらし広告に『ちらし広告ご持参の方、もれなく〇〇プレゼント!』と銘打てば、反応率は高くなります。他にも『先着△△様、プレゼントキャンペーン!』とか、クーポンをつければ高い反応が得られます。
しかし、それは結局のところ割引するということなので費用対効果を考える場合、費用に組み込んで考えなければなりません。プレゼントキャンペーンや割引クーポンちらしは、集客を目的として、その集まったお客さんに店内の別の商品を買ってもらうなり、別のサービスを利用してもらう、お店のカード会員になってもらうなどの別の施策を用意しておかなければ効果の薄いちらし広告となってしまいます。
[ちらし広告の目的]
そのちらし広告をうつ目的をはっきりさせること、これが大事です。
プレゼントや目をひくような割引が無い場合のちらし広告の反応は微々たるものです。ほとんどないと言ってもいいでしょう。お店を新規オープンする場合、在庫処分のために閉店セールをするなど、反応があるチラシは限られています。
だからといって、ちらし広告をする意味が無いと言っているわけではありません。
何もしなければ、反応もゼロ。ちらし広告の反応が数%であっても、何かのきっかけにはなります。努力次第では、その数%を何倍にもすることが出来るかもしれません。次回からはちらし広告の反応率を上げるためのポイントについてご紹介しましょう。
ちらし広告がベストですか?
ちらし広告は比較的安価にできる宣伝媒体なので、積極的に利用される方も少なくありません。
特に新規に飲食店をオープンする場合には、オープン日時と割引クーポンをつけたちらし広告を打つのはいい方法だと思います。しかし、本当にちらし広告だけで集客を図ることが出来るでしょうか?
例えば、駅近くの飲み屋さんがオープンする場合を考えてみましょう。
その駅を利用している住宅街に折り込みちらし広告を入れて、お店のオープンを知らせたとします。お店は会社帰りのお父さんに立ち寄って欲しいお店ですが、少し駅から離れた裏道にあります。ちらし広告に詳しい地図を入れたのですが・・・。
ちらし広告の効果はいかばかりでしょうか?
大量のスーパーの特売ちらしにまぎれて入っていた場合、家庭の主婦にはあまり関係のないちらしはすぐにゴミ箱行きです。肝心のお父さんが新聞を見る頃には朝の食卓にちらしが無いことは想像に難くありません。例え食卓にそのちらしがあったとしても、ちらしチェックの習慣のないお父さんの場合、見つけることはないでしょう。
やはり、駅前の飲み屋さんであれば花輪や立て看板、駅前での手配りちらしなどの方が効果は高くなります。もちろん、折込ちらしも効果がないわけではありませんが、費用対効果を考えた広告媒体を選択することが大切です。
ちらし広告に限らず、自分のお客さんは誰なのかということを常に意識しておくことが重要なポイントになります。
印刷用語;DTPとCTP
今回はちらし広告の基礎知識として印刷用語の解説をしていきます。
[印刷用語;DTP(DeskTop Publishing)]
『出版物のデザイン・レイアウトをパソコンで行ない、電子的なデータを印刷所に持ち込んで出版すること。机上出版。実際には版下の作成までをパソコンで行なうことが多い。』
(IT用語辞典e-Wordsより引用)
DTP(でぃーてぃーぴー)とは簡単に言えば、パソコンを使ったデザイン印刷を指すことが多いようです。その昔、パソコンが無い時代には印刷は大変な作業でした。デザインや校正を行う際には実際に印刷してみないとワカラナイなんて時代もありました。しかし、パソコン、インターネットが大きく発展したことによって、デザイン作業はパソコンのデスクトップの前でほとんど出来てしまうようになったのです。便利な世の中になりましたよねぇ~。
[印刷用語;CTP(Computer To Plate)]
『CTPとは、DTP(DeskTop Publishing)のシステムの一種で、コンピュータで作成されたデータを「プレートセッター」と呼ばれる機器を通して直接に刷版へ出力する仕組みのことである。』
(IT用語辞典バイナリより引用)
つまり、コンピューターによって作成されたデータをフィルムを介さずに、ダイレクトに刷版に焼き付けて出力する印刷のことで、フィルム作成工程にかかる費用が浮く分安く印刷が可能となります。
ちらし広告の作り方・・・その2
ちらし広告の作り方として、印刷方法を考えてみましょう。
例えば、A4サイズで30~100枚程度の手配りちらしを印刷するのであれば、ご家庭のプリンターで印刷した方が安上がりです。レーザープリンターかインクジェットプリンターなのかで費用は違ってきますが、レーザープリンターであれば一枚あたり5円~程度でいけます。
(モノクロ100枚の費用;1,000円程度)
しかし、100枚以上のちらし広告を印刷する場合には、家庭のプリンターでは荷が重いと思います。500枚ともなるとコピー屋さんの機械を利用した方がトラブルになることは少ないと思います。白黒のコピーであれば@5円程度ですし、カラーコピーでも@30円~50円程度です。
(モノクロ500枚の費用;3,000円程度)
1,000枚以上のちらし広告印刷の場合、お店のコピー機でもうまく印刷されないというトラブルが出てきます。1,000枚を超える印刷の場合には印刷屋さんにお願いするのがイイと思います。印刷方法が違ってきますが、A4サイズで@2円程度で仕上げてもらえますから、1,000枚印刷しても2,000円+諸経費(※ 版代などがかかります)ですから、コピー屋さんでコピーするよりも安上がりになります。
(モノクロ1,500枚の費用;5,000円程度)
新聞折込などで10,000枚以上のちらし広告印刷をする場合、印刷屋さんにお願いすると@1.5円程度で印刷できるようになります。カラーの色数、紙のサイズによって違ってきますが、枚数が増えてきたら印刷屋さんにお願いするのがベスト。(※ 新聞折込の場合、折込費用が別途かかります)
(モノクロ10,000枚の費用;15,000円程度)
ちらし広告の作り方・・・その1
効果のあるちらし広告の作り方について雑感を述べてみようと思います。
まずは前提としてちらし広告の”効果”とは何でしょうか?
あなたがちらし広告に求めるものは何なのかということを明確にしておきましょう。
◆集客したい
◆来店促進
◆お問い合わせ電話を貰いたい
◆モノを売りたい
◆お店の宣伝
◆イベント告知(セール情報告知)
etc.
ちらし広告で伝えたいメッセージを明確にすることが第一歩です。なんとなくお店の住所と連絡先を入れてセール日時を大きく掲載したちらし広告があったとしましょう。そういったちらし広告を見てお店にたくさんのお客さんを呼びこむことは出来るでしょうか?
もちろん反応はあるでしょうが、期待した効果が得られることはないでしょう。
どんなにデザインが良くて見た目にいいちらし広告であっても、メッセージがぼやけたちらし広告では期待した効果を得ることはできないでしょう。
[5W2Hとは?]
マーケティングでよく用いられるものに『5W2H』という考え方があります。
・Who(誰に)
・What(何を)
・Why(なぜ)
・Where(どこで)
・When(いつ)
・How(どうやって)
・How Much(いくらで)
上記の問いに答える形でメッセージを明確にしていく方法です。
あなたのお客さんは誰なのか、あなたの提供するサービス(商品)は何なのか、いつどこで、という当たり前のことをしっかりと意識することでちらし広告の成否が変わって来ると言っても過言ではないのです。
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